近年ソバーキュリアス(お酒を飲まない生活)というライフスタイルが進展し、会合などでもアルコールの無いカクテル(モクテルと呼びます)を頼む人が急増しています。経済産業省が主催する起業家育成海外派遣プログラム「J-StarX」に採択され、アメリカでお茶はヘルシーな飲み物として浸透している現状を目の当たりにした相談者は、日本生まれのお茶をモクテルとして世界に発信したいと起業。
当拠点では、スタートアップ直後のテストマーケティングや販売戦略についてアドバイスし、花巻空港でのテスト販売で手ごたえをつかみました。
スタートアップ支援のポイント
支援内容
相談者は起業のアイディアを計画書にしたものの、金融機関への融資は謝絶された状態でした。金融機関からは「販売実績をつくってから再度来てください」とのアドバイスが。
当拠点の佐藤コーディネーターがヒアリングや計画を確認したところ、海外への販売ということで金融機関もニーズがつかみにくいことから、販売実績やニーズの存在をテストマーケティングで確認することが妥当と判断しました。
その後、実績を元に現実的な事業計画に再度落とし込みながら、計画を着実に進めていくよう取り組みを行いました。
まずはテストマーケティングでの実績作り。百貨店での催事や、国際空港でのテスト販売などのアイディアを共に考え、1つ1つ丁寧に開催にこぎつけていった相談者。その過程で、
・POPUPの販促物をどうするか?
・事前のPRをどうするか?
などの課題にぶつかりました。
その都度、ブランディングや広告活用・広報活用に詳しい佐藤コーディネーターと検討。Canvaで共にデザインを形にしたり、プレスリリース文面を考えたりしながら、見事令和6年11月に花巻国際空港でのPOPUP販売にこぎつけました。
プレスリリースを見た岩手日日新聞、河北新報、そして韓国Aチャンネルなど各種メディアからの取材を得る事ができ、今後のテストマーケティングへの第一歩を着実に踏み出すことが出来ました。
今後も、仙台国際空港でのPOPUP販売、百貨店催事でのイベント販売などが決まっています。当拠点では引き続き相談者さんを応援していきます。
事業者さまの声
起業に関してなんでも相談でき、スタートアップをサポートして頂けるのが心強いです。
特に佐藤コーディネーターのブランディングや広告活用のセミナーを聞いて、事業のコンセプト化や販促物のキャッチコピーなどについて多くのアイディアを得ることが出来ました。
その後の販促物作りでも、コピーやデザインに的確なアドバイスを頂いたことで、想いをカタチにすることができたと思います。
まだまだこれからなのでとにかくスピーディに動いて事業化を果たしたいと考えています。
本多さんにアドバイスをすると、次回までに必ず実行していて、かつ期待を上回るくらい徹底しています。
そんな素直で実直なところが事業の成功のヒケツなのかと、改めて考えています。
まだまだ始まったばかりの事業なので、当拠点でもフルサポートで応援をしていきたいと思います。
事業者情報
事業者名 | リボーン株式会社 |
住所 | 〒981-3311 宮城県富谷市富谷新町39 |
WEBサイト | https://www.reborntomiya.com/ |
https://www.instagram.com/jsobercurious/ |
●当拠点の主な支援コーディネーター
佐藤 創 (中小企業診断士、高度情報処理技術者)
中小企業診断士で、商品企画・広報戦略・財務戦略を総合した成長支援が得意。
今回は販路提案、広告活用、プレスリリースを担当。