無化調手づくりの店 「食堂いちやぎ」さんは、大和町郊外の住宅地に立地する地元の定食屋さん。来店客数は施策取り組み前と比較して120~130%程度となり、いちおしメニューのホルモン味噌ラーメンは、ホルモンが品切れになる程の人気ぶりです。
見える化した当店のこだわりポイント
支援内容
以前から添加物や化学調味料をなるべく使わない自然な味を提供するなどのこだわりをお持ちの「食堂いちやぎ」店主大野さん。
店舗は住宅地のはずれに立地しており道路からも視認性が低いことに加え、コロナ禍等の影響もあり客足が伸び悩む中、金融機関からの紹介で当拠点へ来訪頂きました。
そこで当拠点では佐藤CCOと遠藤SCCO、荒井COが連携して、広報戦略、商品デザイン、コピーライティング、広告デザインをサポートしました。
まずは、遠藤SCCOがヒアリングを行い、当店は現在の店舗でオープンする以前から添加物や化学調味料をなるべく使わない自然な味を提供しているなど、強いこだわりがあることが判明。外食飽和時代にこうした取り組みは共感を得られると考え、強みを発信することを提案しました。
ただ、こだわりがあるとはいえ、単にチラシを撒くだけでは埋もれてしまうと判断。地域住民を主なターゲットとして、当店の良さが伝わるキャッチコピーを配したポスターとチラシを継続配布することで、当店のブランディングを確立していく戦略を提案しました。
コピーライティングは佐藤CCOが担当し、キャッチコピーについてはセールス的な要素を全排除して情緒的で記憶に残る内容で検討し、「無化調ブームの前から無化調です」に決定しました。
また、ポスターは写真中心のエモーショナルなものになるよう、遠藤SCCOが料理スタイリングを支援。チラシ制作については、ツール操作のレクチャからデザイン作成支援までを荒井COが継続的にサポートしました。
当店いちおしメニューはホルモン味噌ラーメンなので、涼しくなる9月以降に第1弾のポスティングを実施したことで当店のこだわりが周知され、同時にチラシを店舗内の各テーブルに配置したことで、新規来店者にも当店のこだわりを訴求できるようにしました。これにより、来店客数は施策取り組み前と比較して120~130%程度となり、ホルモンが品切れになる程の人気となりました。
事業者さまの声
食堂いちやぎ店主 大野さん
栗原市からの移転以来、大和町の方々に当店の存在をおもうように認知してもらえず苦労していました。
よろず支援拠点さんの指導のもと作成した折込チラシが、ご来店いただいたお客様からもお褒めの言葉を頂くほどとても好評で、新規のお客様もたくさん来ていただけるようになりとても感謝しております。
まだまだ売り上げの伸びる余地はあると思うので、これからもご指導のもと頑張っていきたいと思います。
今後も第1弾のポスティングに続く第2弾、第3弾の取り組みを継続していくとのことです。
宮城県よろず支援拠点では事業者さまの想いをカタチにするために、引き続きサポートしてまいります!
事業者情報
事業者名 | 有限会社エーゼットレストランシステムズ |
住所 | 宮城県 黒川郡大和町吉岡2丁目34-4 |
電話番号 | 022-779-5746 |
https://www.instagram.com/ichiyagi_az/?hl=ja |
●当拠点の主な支援コーディネーター
佐藤 創 (チーフコーディネーター)
中小企業診断士で、売れる仕組みづくり・広報戦略など売上拡大につながる支援が得意。
今回はコピーライティングと広告宣伝全般を担当。
遠藤 さゆり (サブチーフコーディネーター)
フードコーディネーターで、食関連の売上拡大やメニュー開発・演出の支援が得意。
今回は支援全体のマネジメント、スタイリングを担当。
荒井 久美子 (デザイナー)
販促物デザイン・Webデザインの支援が得意。
今回はポスター、販促チラシを担当。