宮城県よろず支援拠点の沼澤です。いよいよ明日から3月。3月~春と聞くと何となくウキウキワクワクしてきます。消費金額も1月2月と比べると3月4月は全般的に上回ります。そうです、財布の紐(今は紐付きは希少ですが)が緩むのですね。
それと3月4月は新年度新入学などもあり、商圏内の一般家庭、会社、学生さんなど新たなお客様(候補)が流入してきます。またこれとは逆に今まで長らくご愛顧いただいていた固定客(リピータ)が家庭の都合等で流出していってしまいます。私はこの流入流出を「顧客代謝」と呼んでいます。顧客代謝の流入流出が同じ人数なら良いのですが、流入したばかりのお客様(候補)は基本皆様のお店のことは認知しておりません。流入後、1日でも早くお店を認知して貰い、将来の固定客(リピータ)になって頂かなくてはなりません、今日はその為の対応策のお話です。

「お客が減っているんだよね・・・」よろずでも良く聞くお話です。人口減少や高齢化、競合店や可処分所得の減少など様々な要因があるかと思います。上記に関しては個人や店舗では中々対応出来ないのが現状かと思います。しかし、顧客代謝が発生する3月4月に「何か手を打っていますか?」と尋ねると、「いゃ~特別な事は何も」「チラシはオープンした十年前に入れたかも」「看板も退色して剥がれたり」と流入客に対しこちらから積極的に店舗認知を行う行動を行っていませんでした。理由を尋ねると「近所の人は店のこと皆知っているから」「今さら恥ずかしい」・・・。これでは他地域から流入してきた新規客は掴みづらいですよね。今日はその為の対策のお話です。
アナログ販促集客ワンツースリーと題して
①チラシ(新聞折込&ポスティング)
・このチラシの目的は新規客に対しての“店舗の認知”です。そのため速攻来店させることより、自分の行動範囲に〇〇屋がある、取扱商品は××で、看板商品は△△、店舗位置と休みと営業時間等。新規客の記憶に先ずはインプット、既存客には改めて再認知して貰う事が最大目的です。新規客がその商品やサービスを必要とした時「お母さん、〇〇屋って在ったよね!」と選択肢として思い出してもらう事。蕎麦屋の出前メニューみたいな「半永久的な(捨てにくい)チラシ」が理想。時期としてはある程度落ち着いた4月前半ぐらいがちょうど良いかも。
②店頭看板販促物強化
・先ず「〇〇屋(業種)」「看板商品」「営業時間と定休日」「その他情報(P有や持ち帰りOK)」など“店舗の取り扱い説明書”として一目瞭然に告知されているか。看板と言うと手間と時間が掛かって高そうなイメージ持たれる経営者さんも居ますが、今は100均やホームセンターの部材を活用して、1万円以下で十分に告知出来ます。また、既存の設備(壁やガラス、屋根など)を有効活用してイメチェンする「ファザード改善」などは即効性もあり効果も高いです。
③再来店の仕掛け
・顧客代謝の3~4月には「〇〇キャンペーン」と称して、次回使える割引クーポンや100円引き券などを進呈すると良いでしょう。 財布の中に入れておいて貰えるサイズ(有効期限有)。この場合、新規以外の既存顧客にもサービス提供してしまいますが、この時期にしっかり集客して、クーポンや金券を配布して5月6月と複数回来店頂く方が絶対得だと思います。
是非、アナログ販促集客ワンツースリーを活用して【顧客代謝のベストタイミング、3月4月を見逃すなかれ】
今ならまだ全然間に合います。先ずはひとつでもチャレンジしてみてください!