宮城県石巻市にある定食屋の「めしや日星」さんでは、人とかかわることが大好きな店主が、働く人のためにシンプルでボリュームのある定食を日々提供しています。
当店のコンセプト
支援内容
観光バス経営など20年以上仕事に従事した後、昔から好きだった料理を提供したく定食屋を創業した根本さん。
第二の人生として始めた仕事でしたが、事業継続のため商工会からのご紹介で当拠点に相談にお越し頂きました。
そこで当拠点では、佐藤CCOと遠藤SCCO、荒井COの3人が連携して、広報戦略、商品デザイン、コピーライティング、広告デザインをサポートしました。
まずは遠藤SCCOが広報戦略全体を担当。ヒアリングを通して、下手に商品開発などをするよりも、その想いをそのまま来店客等へ伝え、店主の人柄による集客が妥当であると判断。当店を印象付けるポスターを作成し、店舗内・店舗入口、および連携できる場所等に配置することで、当店の想いや店舗イメージを訴求することを提案しました。
方向性が固まったところで実行支援についてのサポートを実施。佐藤CCOがコピーライティングを担当し、相談者の過去の経緯や、どんなことを大切にしているかなど、パーソナルな内容を重点的にヒアリングして、キャッチコピーを「働く人のふるまいご飯。」に決定しました。
そこからは再度遠藤SCCOにバトンタッチして、ポスターで使用する定食の写真撮影をサポート。撮影はオンライン越しのスタイリングを実施し、商工会のサポートを得て、とても魅力的な写真を撮影することができました。
最後に、ポスターの作成支援を荒井COがサポートし、相談者の想いを表現したポスターが完成。店内にポスターを掲示したことで来店客を中心に当店の想いやイメージが伝わるようになり、口コミでの集客増加に繋げることが出来ました。
事業者さまの声
石巻市広渕地区で、コイン洗車場とコインランドリーを営んでいた。
コロナ禍の令和3年12月に、新分野として、『そば屋』を展開し、再構築を図ることで従来事業との相乗効果を図り、コロナ禍以前より、売上拡大・利益の確保を目指してきた。
当初は、そばとうどん、おにぎりに特化していたが、定食や日替わりメニューのニーズが高まり、商品のラインナップが増えていった。また、低価格でボリュームを求める方への定食や毎日来ても飽きを感じさせないための日替わりメニューについて河南桃生商工会を通して、よろず支援拠点に相談したのがきっかけだった。
話を進めていく中で、本当に今必要なことは、メニュー開発ではなく、創業時の「働いている人におなかいっぱい食べてもらい、労をねぎらう場所」であるという想いに気づかされた。サポートにより、ポスター・チラシが完成し、思った以上の反響があり、お店のファンを獲得することができた。
店主の想いや人柄が伝わってくる、まごころたっぷりの定食屋さん。働く人にとって大変頼もしい存在です。
宮城県よろず支援拠点では事業者さまの想いをカタチにするために、引き続きサポートしてまいります!
事業者情報
事業者名 | 有限会社日星 |
住所 | 宮城県 石巻市広渕字馬場館36‐1 |
電話番号 | 0225-73-3445 |
WEBサイト | |
●当拠点の主な支援コーディネーター
佐藤 創 (チーフコーディネーター)
中小企業診断士で、売れる仕組みづくり・広報戦略など売上拡大につながる支援が得意。
今回はコピーライティングを担当。
遠藤 さゆり (サブチーフコーディネーター)
フードコーディネーターで、食関連の売上拡大やメニュー開発・演出の支援が得意。
今回は広報戦略全体とポスター用写真撮影の支援を担当。
荒井 久美子 (デザイナー)
販促物デザイン・Webデザインの支援が得意。
今回はポスター作成支援を担当。