荒町商店街にある喫茶結香珈さん。コロナ禍の最中にオープンし、コロナ禍の集客に苦しみながらも、実力あるパティシエが創り出すスイーツが徐々に評判を呼び、コロナ禍を乗り越えました。今では新規メニューを次々と開発し、メディアにも数多く取り上げられる地元の名物店となりました。
当店のポイント
支援内容
2022年2月に荒町商店街にオープンしたレトロな雰囲気の喫茶結香珈さん。
店主の木村さんは、名古屋や東京でのパティシエ経験を経たのち、仙台の有名店でパティシエ兼店長を経験した本物のプロ。その実力は折り紙付きです。
そんな木村さんが独立開業した2022年2月は、コロナ禍の真っただ中。相談のきっかけは、飲食店経営には不利な状況下での売上拡大と資金繰りの相談でした。
そこで商品企画・広報戦略など売上拡大につながる支援を得意とする室岡COがヒアリングを担当しました。ヒアリングの中で、実力あるパティシエ木村さんが創り出すスイーツは、コンセプトもパフォーマンスも一級品ではあるものの、その特長や作り手の想いが伝わりにくい、という点を指摘しました。
そこで、支援の方針としては、提供する商品はそのままでもその特長を強く押し出していくこととしました。
支援の方針が決まったところで、フランス製菓学校留学経験があるMBAの木全COが具体的な戦略作りを担当しました。当初、レトロな雰囲気の店内に象徴されるように、木村さんの店づくりのコンセプトは「昭和レトロ喫茶店」でしたが、木村さんの経歴と実力を打ち出さないのはもったいない、と助言。店舗コンセプトを「元有名店パティシエが営む喫茶店」に変更しました。木村さんにも共感、納得をいただきながら情報発信の方法についても丁寧に支援を重ねていきました。特にInstaguramをはじめとしたSNSのほか、プレスリリースも活用して店舗コンセプトを発信したところ、SNSを見たお客様の来店が徐々に増え始めました。
店舗コンセプトが決まったところで、キャッチコピーの検討へ。店内メニューについて、商品特長がわかるようなキャッチコピーを考案し、メニューカードを一新しました。同時にパティシエが創る季節のデザートとして定期的にSNSで情報発信を行いました。
新規メニューは200%の売上アップにつながり、木村さんはメニュー開発、店舗開発に自信を持つようになりました。メディアに取り上げられる回数も増えてきたことも好調の一因ともなっています。直近では、新商品として販売を開始した「オンパフェ」がYahooニュースにも取り上げられ、大いに盛り上がりました。
事業者さまの声
生搾りレモンスカッシュとパフェを一度に楽しめるオンパフェ
これからもよろしくお願いします。
元有名店パティシエの木村さん、現在も季節にぴったりの斬新な商品を考案中です。販売開始が待ち遠しいですね。
宮城県よろず支援拠点では事業者さまの想いをカタチにするために、引き続きサポートしてまいります!
事業者情報
事業者名 | 喫茶 結香珈 |
住所 電話番号 HP | 宮城県仙台市若林区荒町156 菅原ビル105号 080-4514-5683 喫茶結香珈 |
喫茶 結香珈︎┊︎宮城県仙台市(@kissayukako) • Instagram写真と動画 |
●当拠点の主な支援コーディネーター
室岡 庸司
中小企業診断士で、商品企画・広報戦略など売上拡大につながる支援が得意。
今回は、開店直後から売上拡大、資金繰りの相談を担当。
木全 崇仁
経営学修士(MBA)。食品会社製品開発、フランス製菓学校留学経験から、相談者に寄り添ったマーケティング施策を支援。