利用者の声 支援事例集
宮城県よろず支援拠点を利用した事業者さまの成果事例をご紹介します。

【支援事例】平日集客のムラを解消!!地元住民に愛されるコッペパン食堂へ 【支援事例】平日集客のムラを解消!!地元住民に愛されるコッペパン食堂へ

秋保温泉街、秋保里センターからほど近い立地の秋保パン食堂コッペさん。観光客中心の客層で、平日の集客に課題を抱えていましたが、商品内容を見直すことで地元住民や県内のドライブ客にも立ち寄って頂けるようになってきました。現在は完売の為、早めに閉店する日も増えています。

当店のポイント

  • 秋保温泉街にあるご夫婦で営んでいるコッペパン食堂
  • パンや具材はすべて手作り。毎日でも食べたいと思うホッとする味が自慢
  • ほろ酔いサンド、ルーローサンドなど、遊び心いっぱいのコッペパン

支援内容

●課題整理と支援方針決定

秋保温泉でコッペパン食堂を経営している松森さん。最初のご相談は、「Go Toトラベル」及び「Go ToEat」キャンペーンを活用したい、という内容でしたが、その後、これらの旅行支援が終了し、観光客が減少、集客についてのお悩みに課題は移っていきました。主なお悩みは2つでした。

1.旅行支援終了後の集客

2.手作りにこだわっていることやご夫婦二人で経営していることなどからコッペパンの量産ができない

●支援①メニュー開発

フードコーディネーターの遠藤サブチーフコーディネーターがヒアリングを行い、1.の集客については、「観光客に依存しない集客をする、そのためには県内のドライブ客にも普段使いしてもらうような商品づくり、2.の生産性向上については、ご夫婦二人のワンオペ体制はそのままに、メニュー構成を見直しする、という方針をご提案しました。

特に、メニュー構成の見直しを提案した背景としては、メニュー構成が複雑で、店内飲食の際にお客様に説明する時間がかかっていること、がありました。メニュー構成の見直しを行えば、説明のための時間が短縮され、結果として回転率向上にもつながることをお伝えしました。

支援の方針が決まったところで、魅力あるメニュー開発に着手。ここで心掛けたことは

・文字だけでわかりにくかった店内のセットメニューを写真付きにすることで、お客様への説明がなくとも注文をいただけるようにする

・セットメニューを充実させて客単価アップにつなげる

●支援②ポスターの作成とメニュー表リニューアル

また、観光客に依存する集客体制から脱却するためには、近隣住民やドライブ客に立ち寄ってもらうことが必要ですので、店頭ポスターの作成にも着手しました。特に、営業しているかわかりにくい、という声もあったということだったので、のれんと季節メニューの店頭ポスターを作成することになりました。

メニュー構成が決まったところで、販促デザイナーの荒井コーディネーターがメニューブックと店頭ポスターのデザインを担当。デザイン全般はできるだけコストをかけずに作成するため無料のテンプレートサイトCanvaを活用しました。メニューブックはお客様がセットメニューを選んでいただけるようなレイアウト、店頭ポスターは近隣の芋煮会・BBQ需要をタイムリーにとりこんでいくため、河原でアツアツのホットサンドを楽しむシーンを想定したデザインに。途中で自宅のプリンターのトラブルなども発生しましたが、コンビニプリントの活用などを助言し、なんとか印刷までこぎつけました。

●成果:地元・近隣からのランチ利用が増え集客アップ!

これらの支援の結果、平日集客にムラがあった課題は、近隣旅館に勤務している方や地元住民のランチ需要を取り込むことで解決し、平日休日とも安定した集客ができるようになりました。

工夫をこらしたセットメニュー
手作りにこだわったコッペパン
完成したメニュー表

事業者さまの声

手作りにこだわりぬいている松森さん

「秋保で商売をするのは難しいですよ。」飲食店開業にあたり融資を依頼した金融機関担当者からの第一声でした。季節、曜日はもちろん、天候や時間帯、近隣で開催されるイベントなどによって歩く人の数や通る車の台数に大きな違いが生じ、経営の難しさを痛感しています。

現在お客様を招き入れる切っ掛けとなっているのれん、メニュー表、店頭ポスターなどは、よろず支援拠点先生方のお力添えと後押しのお陰で設置出来ました。必要と分かっていても技術力・費用対効果に対する不安などで次の一歩をなかなか踏み出せませんが、自分の考えを率直に伝えられ、プロのアドバイスを得られるよろず支援拠点は当店の維持(拡大)にとって大きな支えです。

常においしいものを提供したいと手を抜かない松森さん。ご夫婦二人三脚でホッとする味をいつまでも提供していただきたいですね。

宮城県よろず支援拠点では事業者さまの想いをカタチにするために、引き続きサポートしてまいります!

事業者情報

事業者名秋保パン食堂 コッペ
住所

電話番号

HP
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字寺田原45-8

022-304-9260

秋保パン食堂 コッペ|美味しい煮込料理と、自家製コッペパンを使った各種サンドをお楽しみ下さい (foodplace.jp)
Instagram秋保パン食堂コッペ(@akiupanshokudoukoppe) • Instagram写真と動画

●当拠点の主な支援コーディネーター

遠藤 さゆり

遠藤 さゆり

フードコーディネーター。今回は、メニュー開発・スタイリングを担当。


荒井 久美子

荒井 久美子

販促デザイナー。今回はメニューブックと店頭ポスターデザイン支援を担当。

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