こんにちは。
宮城県よろず支援拠点コーディネーターの酒井裕希です。
春は、人の動きが増える季節。
担当者が変わる。新しいメンバーが加わる。部署の役割が変わる。そんな変化の時期に、意外と見落とされやすいものがあります。
それが、
“会社として使う言葉、使わない言葉の整理”です。
ブランドというと、ロゴマークや商品デザイン、広告表現を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも実際には、ブランドは、ロゴマークや商品など目に見えるデザインだけでなく、”毎日の言葉”でもできています。
ブランドは毎日の会話でできている
たとえば、お客様への呼び方ひとつでも印象は変わります。
「お客様」
「ご利用者さま」
「会員さま」
「ゲスト」
「ユーザー」
どれが正しい、という話ではありません。
大切なのは、自社としてどの言葉を選ぶかです。
また、同じ内容を伝える場面でも、
・安い
・手に取りやすい価格
・はじめやすい価格帯
・クレーム
・ご意見
・お声
・売り込みます
・ご提案します
・ご案内します
言葉が変われば、伝わる温度も変わります。
つまり、会社の印象は、広告だけでなく、日々のメール、接客、SNS、電話対応、社内会話の積み重ねでつくられていきます。
ブランドを育てるのは、選んだ言葉
企業のブランドを育てるのは、意識して選ばれた言葉です。
一方で、ブランドを傷つけるのは、無意識に使った言葉かもしれません。
たとえば、
・社内では通じるが、お客様には伝わらない専門用語
・強く言ったつもりはないのに、冷たく響く表現
・担当者ごとに言い回しが違い、印象がばらつく案内文
・安さを伝えたいだけなのに、価値まで安く見えてしまう言葉
こうした小さなズレは、少しずつ信頼に影響します。
ブランドは、一度大きく崩れるだけでなく、小さな言葉の違和感から、静かに揺らぐこともあるのです。
新年度こそ、整えたい“会社の共通言語”
人が増える時期、体制が変わる時期だからこそ、会社としての言葉を見直すには良いタイミングです。
たとえば、次の3つを整理してみてください。
① お客様への呼び方
社内・SNS・店頭・メールで呼び方が揃っているか。
② 自社サービスの説明のしかた
担当者によって説明が変わっていないか。
一言で魅力を伝えられるか。
③ 使わないと決める言葉
高圧的に聞こえる言葉、曖昧な言葉、古い印象の言葉。
自社らしくない言葉を放置していないか。
この3点だけでも、組織の一体感は大きく変わります。
言葉が揃うと、組織も揃う
言葉を整えることは、見た目を整えること以上に、組織の考え方を整えることにつながります。
どんな姿勢でお客様と向き合うのか。
どんな価値を届けたいのか。
どんな会社として覚えてもらいたいのか。
それが言葉に表れ、共有されることで、ブランドはより強く、ぶれにくくなっていきます。
おわりに
新年度は、新しいことを始める時期でもあります。
だからこそ、外に向けた施策だけでなく、会社の中で使う言葉を整えること から始めてみるのもおすすめです。
“使う言葉、使わない言葉”
その積み重ねが、会社らしさをつくっていきます。
📌 よろず支援拠点では、広告・発信・ブランド整理についての個別相談を承っています。チェックリストでひとつでも曖昧さを感じたなら、そこが整理の入口です。発信が整うと、売上も信頼も、静かに安定していきます。
また、さまざまな専門家によるセミナーも毎月開催しています。経営のヒントがきっと見つかるはずです。どうぞご活用ください。









