こんにちは。
宮城県よろず支援拠点コーディネーターの酒井裕希です。
ブランドづくりというと、ロゴやチラシ、Webサイトなど、“見えるデザイン”を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、ブランドを形づくるものは、それだけではありません。
むしろ、日々のふるまいや対応の中にこそ、はっきりと表れます。
デザインは、見た目だけではない
たとえば広告デザインの世界では、書体(フォント)は「声色」、文字サイズは「声の大きさ」に例えられます。
やさしい書体なら、やさしい声。
太く大きな文字なら、力強い声。
つまり、
グラフィックは“話し方”を設計しているとも言えます。
同じように考えると、ポスターやチラシ、Webだけでなく、「ふるまい」そのものもコミュニケーションデザイン です。
使う言葉もデザイン。
話す声色もデザイン。
接客の間合いもデザイン。
すべてが、「どう伝わるか」を設計する要素です。
「言っていること」と「やっていること」は揃っているか
「丁寧な対応を大切にしています」と伝えていても、返信が事務的だったらどうでしょう。
「親しみやすい店です」と発信していても、電話口が冷たく聞こえたらどうでしょう。
こうした小さなズレは、悪意がなくても起こります。
しかし受け手は、その違和感を意外と覚えています。
ブランドとは、言葉と行動が揃っている状態 とも言えます。
お客様の心を動かすのは、一瞬の小さなこと。
お店や商品の印象を決めるのは、派手で大きな広告よりも、日常の接点だったりします。
・問い合わせへの返信のトーン
・予約時のひとこと
・店頭の貼り紙の言葉遣い
・SNSコメントへの返し方
・電話口の声の温度
どれも些細ですが、積み重なることで「らしさ」の輪郭が生まれて、信頼感や安心感になります。
シンプルな点検のしかた
むずかしいことは必要ありません。
ときどき、こう問いかけるだけで十分です。
「“いまの対応は、自分たちらしさ“が、あっただろうか?」
マニュアルよりも、この問いのほうが、ブランドの一貫性を守ってくれます。
ブランドは「空気」で伝わる
ブランドというと、デザインや広告を思い浮かべがちですが、実際にはそれ以上に、“空気感”で伝わっています。
安心できる空気
相談しやすい空気
信頼できる空気
それをつくっているのは、日々のふるまいと、小さな配慮です。
おわりに
ブランドづくりとは、特別な施策ではなく、「らしさを日常で守ること」の積み重ねです。見た目を整えることも重要です。でも同じくらい、ふるまいを整えることにも価値があります。その積み重ねが、お客様との関係性を、静かに、でも確かに育てていきます。
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