こんにちは、宮城県よろず支援拠点 生産性向上支援センターの沼澤です。
生産性向上や業務改善というテーマは、多くの方が関心を持ちながらも、事業を続ける限りずっと向き合い続ける“終わりのない課題”ですよね。
私の生産性向上支援センターのブログ第1回目では「生産性向上の基本のキ!」として、“現場の整理整頓”についてお話しします。
「整理整頓?それって社会人として当たり前のことでは?」と思われた方もいるかもしれません。
ですが、ここでいう整理整頓は、単なる“片付け”の話ではありません。
一般的に整理とは「不要なものを捨てること」、整頓とは「必要なものを適切な場所に置くこと」とされています。
私たちが企業支援に入る際、まず取り組むのがこの「整理」です。
具体的には、業務やルール、備品、販売商品などを一つひとつ洗い出し、現場の実態を丁寧に可視化していきます。
そして、その中から
・減らすべきもの
・思い切って止めるべきもの
・優先順位を見直すべきもの
を仕分けしていきます。このプロセスは、企業の“余力”を生み出すための重要なステップです。
私はよく、企業の状態を「お風呂のバスタブ」に例えます。
企業の規模によってバスタブの大きさは異なりますが、容量以上の水は入りません。

それにもかかわらず、ありがちな失敗として、すでに水でいっぱいの状態なのに、新商品や新システムといった“プラスの蛇口”をひねってしまうケースがあります。
その結果、水はあふれ、現場は混乱し、これまで順調だった既存の業務にまで悪影響が及んでしまいます。
だからこそ、生産性向上の第一歩は「足すこと」ではなく「引くこと」。
まずはバスタブの栓を抜き、「減らす」「止める」という整理から始めることが大切です。
この順番を間違えてしまうと、改善どころか現場の負担が増え、疲弊を招いてしまいます。
そして、しっかりと余力が生まれてから、初めて次のステップである「整頓=最適化」に進むことができるのです。
次回は、この「整頓」について、さらに掘り下げていきます。
どうぞお楽しみに。









