こんにちは!
宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鈴木貴之です。
ウェブサイトを立ち上げる際、どのツールを使うべきか迷っていませんか?
特に、Jimdo(ジンドゥー)とWordPressは、初心者からプロまで広く使われる代表的なツールです。
「簡単に始めたいけど、本格的な集客もしたい」
「コストを抑えつつ、自由にカスタマイズしたい」
といった悩みは、誰もが抱える共通の課題でしょう。
今回は、あなたのビジネスの目的やフェーズに合わせた、JimdoとWordPressの最適な選び方について解説します。
JimdoとWordPress、最も重要な違いは「自由度」と「目的」
結論から言います。
- 「手軽に、スピーディーに」 サイトを立ち上げて、とりあえず集客の第一歩を踏み出したいならJimdo。
- 「中長期的に、サイトを育てて、資産化したい」 と考えるならWordPress。
この二つの違いは、「ブログを始めるか」「家を建てるか」に例えると分かりやすいかもしれません。
ジンドゥーは、「誰でも簡単に設営できるテント」です。
一方、WordPressは、「土地選びから設計、内装まで自由に決められる注文住宅」です。
それぞれの特徴を、マーケティング視点から掘り下げていきましょう。
Jimdo:素早く始めるための「LP特化型」ツール
ジンドゥーは、プログラミングの知識がなくても、直感的な操作で洗練されたデザインのサイトを作成できます。
こんな場合はJimdoがおすすめです
- 「まずは名刺代わりとなるウェブサイトがほしい!」
- オープンしたばかりの飲食店など、お店の場所や営業時間といった必要最低限の情報を伝えたい場合。
スマートフォンからでも更新できるので、臨時休業のお知らせなども素早く掲載できます。
- オープンしたばかりの飲食店など、お店の場所や営業時間といった必要最低限の情報を伝えたい場合。
- 「こだわりの商品を、遠方のお客様にも届けたい!」
- 工芸品や農産物など、小規模なオンライン販売を手軽に始めたい場合。
ジンドゥーのE-Commerce機能を使えば、すぐにオンラインショップを開設できます。
- 工芸品や農産物など、小規模なオンライン販売を手軽に始めたい場合。
【メリット】
- 圧倒的な手軽さとスピード: テンプレートを選んで、文章と画像を入れ替えるだけでサイトが完成。最短1日で公開も夢ではありません。
- 管理の簡便さ: サーバーやセキュリティ対策、アップデートなどは全てジンドゥー側が管理。サイト運営の手間が大幅に削減できます。
- LP(ランディングページ)との相性が良い: 単一のサービスや商品の魅力を伝えるLPは、ページの構成がシンプル。ジンドゥーの洗練されたテンプレートを使えば、訴求力の高いLPを簡単に作れます。
【デメリット】
- カスタマイズの制限: テンプレートの枠を超えた大幅なデザイン変更や、複雑な機能追加は難しいです。
- SEO対策の限界: 高度なSEO対策には限界があります。
- 拡張性の低さ: EC機能や会員サイトなど、サイトの成長に伴う機能追加には対応できないケースがあります。
WordPress:長期的な資産を築くための「本格派ツール」
WordPressは、全世界のウェブサイトの40%以上を占めると言われる、圧倒的なシェアを持つサイト作成ツールです。
こんな場合はWordPressがおすすめです
- 「専門的な技術やノウハウをアピールして、問い合わせを増やしたい!」
- 住宅リフォーム会社や専門コンサルタントなど、お客様に信頼してもらうことが重要なビジネスの場合。
ブログ機能が非常に優れているため、事例やコラム記事を継続的に発信することで、見込み客からの信頼を獲得し、SEO経由での集客につなげられます。
- 住宅リフォーム会社や専門コンサルタントなど、お客様に信頼してもらうことが重要なビジネスの場合。
- 「将来的に、ウェブサイトを事業の核に成長させたい!」
- 地域密着のサービス業だが、将来的に予約システムや会員機能を追加したい場合。
拡張性が非常に高いため、ビジネスの成長に合わせて柔軟に機能を増やしていけます。
ウェブサイトを単なる情報発信ツールではなく、ビジネスの成長エンジンとして捉えるならWordPress一択です。
- 地域密着のサービス業だが、将来的に予約システムや会員機能を追加したい場合。
【メリット】
- 驚異的なカスタマイズ性: デザインテーマやプラグインが豊富にあり、デザインも機能も思い通りにカスタマイズできます。
- 高度なSEO対策: 内部リンクの最適化やメタタグの個別設定など、SEOに強いサイト構造を構築できます。コンテンツマーケティングとの相性も抜群です。
- 圧倒的な拡張性: EC機能、予約システム、多言語対応など、ビジネスの成長に合わせて機能を無限に追加できます。
【デメリット】
- ある程度の学習コスト: サーバー契約、ドメイン設定、WordPressのインストールなど、初期設定にある程度の知識が必要です。
- 自己責任での管理: セキュリティ対策や定期的なアップデートは自分で行う必要があります。
- コストがかかる場合も: WordPress自体は無料ですが、レンタルサーバー代や有料テーマ・プラグイン代など、運用コストがかかります。
まとめ:あなたのビジネスにとっての最適解は?
あなたの状況 | 目的 | おすすめツール |
お店の情報を載せたい | とりあえずウェブ上の名刺がほしい | Jimdo |
小規模なオンライン販売を始めたい | ネットで商品を販売してみたい | Jimdo |
専門性やノウハウをアピールしたい | 信頼性を高めて問い合わせを増やしたい | WordPress |
ウェブサイトを事業の成長エンジンにしたい | 将来的な機能追加や大規模な集客を考えている | WordPress |
どちらのツールも一長一短あります。
重要なのは、「あなたのビジネスが、今、何を最も必要としているか」です。
ウェブサイト作成の第一歩は、あなたのビジネスの「今の目的」を明確にすることです。
もしツール選びに迷われたら、ぜひ宮城県よろず支援拠点にご相談ください。
あなたのビジネスに最適なウェブ戦略を一緒に考えましょう。
もしかしたら、一人でホームページを作っていくのはもしかしたら簡単ではないと思われるかもしれません。
確かに、経営者ご自身でも気づかれていないお店の良さを最大限引き出し、それを文章化するというのは、毎日のお仕事をこなしながら、一人でやるのは大変かもしれません。
そういう時にこそ、無料でご相談が可能な宮城県よろず支援拠点をご利用ください。
(宮城県よろず支援拠点は国の経営相談機関なので、無料で相談が可能です)
「ウェブサイトを運営していくことで、集客につなげていきたい」
「もっと、私のお店・事業のことを知ってもらいたい」
そう思われているのであれば、宮城県よろず支援拠点ではHP作成のサポートが可能です。
興味がある方は経営相談のお申し込みをお願い致します。
特に、HP作成の相談をしたい場合は、スポットで相談できる「マナビコース」から、「はじめてのランディングページ作成」もしくは「Webサイトのブログではじめる、はじめてのSEO対策」をご選択しお申し込みください。
https://yorozu-miyagi.go.jp/contact/
他にもいろいろな支援が可能です。
「具体的な相談内容まではたどり着いていないけど、もっと売上を上げていきたい」などの内容でも、コーディネーターがじっくりとお話を聞きながら最適なご提案をしていくことが可能です(ジッセンコース)。
どんな支援ができるかは下記のページをご確認ください。
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