コーディネーターブログ

【ハレの日は新たな切り口から新商品、顧客獲得】(節分編)

宮城県よろず支援拠点の沼澤です。


あと2週間足らずで「節分」ですね。
今年は2/1が立春に当たりますので、その翌日2/2が「節分」に当たる珍しい年です。

私が子供だった50数年前、節分と言えば柊を備えて鬼のお面を付けて玄関で豆まきする事が楽しい一大イベント、それが一般的でした。しかし、20年ぐらい前から西日本から恵方巻きを食べる文化が伝わり、いまやすっかり定着化。恵方巻はスーパー以外でもコンビニや飲食店などでも普通に取り扱うようになってきました。

以前、TVで「節分で想い浮かべる物ベスト10」という番組をやっていました。ベストスリーは「鬼」「豆」「巻」だそうです。
確かに、スーパーなどでは「鬼」「豆」「巻」を切り口にして上手に商品化やネーミング付けてますよね。

長尺のビニール袋に落花生を入れただけなのに「鬼のこん棒」として“節分だけの限定品”としたり、
豆乳鍋を節分鍋や豚汁を鬼除け汁としたり、普通の丸いピザを丸めて“ロールピザ”、黒豆をトッピングした“開運恵方ピザ”など節分ならではの考え方や切り口は新規客や新商品開発のポイントではないでしょうか。

皆さまの普段の業務や商品、メニューなどもちょっと視点を変えて見ると新たな気づきを発見することがあります。
以前、節分の1週間前から「鬼ババの節分晩酌セット」と称して、煮豆+イワシ梅肉合え+鬼盛刺身(増量)+ミニ巻きずし又は鬼除け汁を提供した居酒屋がありました。
お客さんの2人に1人は注文して、その後も追加があるので客単価アップ。お客さん達は鬼のグッズを身に付けて上機嫌でした。
節分企画は1月後半からがベスト、まだ間に合います。

ちなみに節分は2月の他、年に計4回あります。企画がヒットすれば、立春・立夏・立秋・立冬の度に展開出来ますよね。

また、数年前まで節分のキャッチコピーは「その年の恵方に向かって巻きずしを無言で食べると幸運が訪れるといわれています」でしたが、昨今は「1年で1番おいしい巻きずしを食べる日、たくさん食べられる日」だそうです。
巻きずしの主力も長く太い“太巻き”から、“ハーフ巻き”“アソートセット(詰め合わせ)”“シニア巻き”“ちびっこ巻き”そして今年は“節約巻き(手作りセット)”が予約が中心です。
コロナ明け以降、変化するスピードがより早まっています。
トレンド考え方と切り口で販売促進の計画を定期的に立てて行きたいですね。

来月は【ひなまつりフルコース】の考え方と切り口の投稿予定です。

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