こんにちは。
宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鈴木です。
「よろず支援拠点って、ホームページの文章を直してくれたり、Googleのお店情報の書き方を教えてくれたりするところですよね」
そう思ってお問い合わせいただくことがよくあります。間違いではありません。実際、そういったお手伝いもたくさんしています。
でも、私が本当に大事にしているのは、その一歩手前の部分です。
「何を書くか」より前に、「誰に、何を届けるか」
ホームページの文章も、Googleのお店情報も、SNSの投稿も、結局は「道具」です。
道具をどれだけ上手に使っても、そもそも「誰に、どんな価値を届けたいのか」がはっきりしていなければ、なかなか結果にはつながりません。
私がご相談の中でいつも探しているのは、実はこの部分です。
そして面白いのは、その答えは私が外から持ち込むものではなく、すでに事業者さんご自身の中にあることがほとんどだ、ということです。
ある塗装業者さんの話
以前ご相談いただいた、ある塗装業者さんの例をご紹介します(内容は一部変えてご紹介しています)。
最初にお店の紹介文を作ろうとすると、多くの場合「丁寧な施工を心がけています」「お客様第一で対応します」といった、どこの業者さんでも言えそうな言葉が並びます。
もちろん嘘ではないのですが、これでは他のお店との違いが伝わりません。
そこで、こんな質問をしてみました。
「無理な営業はしない、と決めていることはありますか? それはなぜですか?」
すると、ある出来事が出てきました。以前、県外から来た業者に強引な営業をされて困っている方が多く、その業者と同じように見られて、話も聞いてもらえずに門前払いされてしまった経験があったそうです。
だからこそ、この方は「無理な営業だけは絶対にしない」と決めていました。
これは、ご本人にとっては「当たり前すぎて、わざわざ言うほどのことではない」と思っていたエピソードでした。
でも、これこそが、他のどの業者さんにも真似のできない、その方だけの強みだったのです。
私の役割は、「作る」ことより「見つける」こと
私がやったのは、何か新しいアイデアを提案したことではありません。
すでにその方の中にあった経験を、一緒の対話の中で見つけて、言葉にしただけです。
これは特別なことではなく、どんな事業者さんの中にもあると思っています。
長く続けてきたお仕事の中で、「これは当たり前だから」と自分では気づいていない強みが、必ず眠っています。
だから、まずはお話を聞かせてください
私がご相談の中で目指しているのは、テクニックとしての「書き方」や「使い方」を教えることだけではありません。
そのツールを使って、あなたご自身が「自分にはこういう価値がある」と、あらためて実感していただくことです。
そのために、私はいつも、事業に関する具体的な数字や、日々の困りごとだけでなく、「なぜそうしているのか」「本来しなくてもいいのに、気づいたらやっていることはないか」といった質問を大切にしています。
もし今、何かPRの方法に悩んでいたり、「うちには特に強みなんてない」と感じていたりするなら、それはまだ言葉になっていないだけかもしれません。ぜひ一度、お話を聞かせてください。
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