コーディネーターブログ

「打ち手がない」と「打ち手が効かない」は別の悩み

こんにちは。宮城県よろず支援拠点の鈴木貴之です。

「何をやればいいか分からないんです」

相談の場では、この言葉をよく聞きます。

ところが話を聞いていくと、同じ言葉の中に、実は2種類の悩みが混ざっています。

1つ目は、打ち手が本当にない状態。

何から手をつければいいのか、見当がつきません。

2つ目は、打ち手はあるのに、効いていない状態。

チラシを配る、SNSに投稿する、LINEを送る。
やってはいるのに、手応えがありません。

実は2つ目の方が厄介です。

何もしていないわけではないので「頑張っている」という感覚はあります。
それなのに成果が見えず、「やっても意味がないのかもしれない」という気持ちにつながりやすいからです。

同じLINEの中に、効くものと効きにくいものがあった

ある小さなお店の例です。
お店は、LINE公式アカウントを使っていました。

ひとつは、友だち全員に同じ内容を送る一斉配信です。
こちらは、あまり手応えを感じていませんでした。

もうひとつは、週に1回送っている、商品とは関係のないコラム。
暮らしの話や写真を載せたもので、こちらにはお客様から反応があるそうです。

同じLINEなのに、効いているものと、効きにくいものが同居していました。
お店の方は「LINEはやっているが、特別なことはしていない」と話していました。

なぜコラムに反応があるのかは、まだ仮説です。
売り込みがないので、気軽に読めるのかもしれません。
確かめるのは、これからです。

向き合い方は、2つの悩みで変わる

打ち手がない場合は、「種」を探します。

新しい施策を外から持ち込む前に、すでに起きている小さな出来事を拾います。
たとえば、一言すすめたら売れた、この投稿は反応が良かった、というようなことです。

そこからそのたまたまうまくいったことを仕組化できないかと考えていきます。

打ち手が効かない場合は、「仕分け」をします。

いまやっていることを並べて、効いているものと、そうでないものに分けます。
作るというより、見分ける作業。

そこから効いているものの仮説を立て、その仮説に沿って打ち手の内容を作り、そしてテストしてみます。
同じような結果が出ればそれを残す。もしでなければ角度を変えてみたり、テーマを変えてみたりして再度テストします。

そうしていくことで「狙って効く状態」を目指すことができるようになっていきます。

そして、ご自身では、複数の施策のうち、どれが効いているのかを比べにくいものです。
だから、誰かと一緒に仕分けること自体に意味があります。

今日からできる3つのこと

  1. いま続けていることを、3〜5つ書き出す
  2. それぞれに、お客様の反応があったかを分ける。反応は、お客様の言葉、来店時の会話、問い合わせなど、数字でなくてかまいません
  3. 反応があったものについて、「なぜ反応があったと思うか」を考える

答えが出なくても大丈夫です。
その問いこそが、相談の材料になります。

最後に

何を選ぶか、続けるか、やめるかを決めるのは、事業者さんです。
私たちは、対話を通して問題と解決策を発見していくサポートをしています。

「打ち手がない」のか「打ち手が効かない」のか、まずはそこから一緒に整理してみませんか。


宮城県よろず支援拠点では、無料でご相談をお受けしています。

詳しくは宮城県よろず支援拠点ホームページより:https://yorozu-miyagi.go.jp/

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