こんにちは。
宮城県よろず支援拠点のコーディネーター・鈴木貴之です。
Googleビジネスプロフィール(GBP)の対策を始めようと思ったとき、こんな不安を感じたことはありませんか。
「同じ業種の他のお店は、もうずっと前からGoogleビジネスプロフィールに力を入れている。口コミもたくさん集まっているし、投稿も毎日のように更新されている。今から自分が始めても、追いつけるはずがない」
実は、こうしたご相談を、私たち宮城県よろず支援拠点でも数多くいただいています。
今回は、そんな「後発組」の事業者さまに向けて、GBP対策の考え方をお伝えしたいと思います。
「量」で勝負すると、まず勝てません
GBP対策についてインターネットなどで調べてみると、多くの場合その方法論は「頑張って行動する」という内容が多いです。
ただ、正直にお伝えすると、投稿の回数や口コミの件数といった「量」で先行しているお店に追いつこうとするのは、あまりおすすめできません。
理由はシンプルです。
すでにお客様がたくさん来ているお店は、来店されたお客様が自然と口コミを書いてくださいますし、投稿する話題にも困りません。反対に、これから集客したいお店が同じやり方をまねしても、伸びるスピードには大きな差がついてしまいます。
また、「最新情報をたくさん投稿しましょう」という内容もインターネットには多く存在していますが、それも先行しているお店や企業はすでにしていますし、そこから物量で勝っていくのは並大抵のことではありません。
同じ土俵で、同じやり方で戦おうとすると、後から始めた方がどうしても不利になってしまう。
それがGBP後発組の難しさです。
私たちのもとにも、「投稿を毎日頑張っているのに、なかなか順位が上がらない」というご相談をいただくことがありますが、多くの場合、原因は頑張りが足りないことではなく、そもそも戦い方が合っていないことにあります。
発想の転換をすることで勝ち筋を見つける
ここで大切なのは、「量」で勝てないなら、「質」で勝負するという発想の転換です。
質というと少し難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「誰に、どんな価値を届けたいのか」をはっきりさせる、ということです。
検索順位が1位でなくても構いません。
3位でも4位でも、「これはまさに自分のためのお店だ」と感じてもらえれば、そのお客様はきちんと選んでくださいます。
特に「単純に順位だけでは選ばれない業種」、例えば整体・整骨、エステ、美容室、教室、習い事、そういった事業の場合は「検索で順位が上だから選ぶ」ということはありません。
価格が高め以上で、継続的にお金を払う可能性が高い業種であればあるほど、「じっくり選びたい」「自分に合うかどうかを判断したい」と思う人は多いのです。
だから、大切なのは、たくさんの人に見てもらうことよりも、本当に来てほしい人に、しっかりと価値が伝わることなのです。
「誰に届けるか」を考えるための3つの問い
では、「誰に、どんな価値を届けるか」は、どうやって考えればよいのでしょうか。
私は事業者さまとお話しする際、次の3つの問いを大切にしています。
①今後、自分たちが集めたいお客様はどんな方でしょうか
なんとなく「誰でもいいから来てほしい」ではなく、できれば長くお付き合いしたい、理想のお客様像を思い浮かべてみてください。
ご自身が人生をかけて行っている事業ですから、できるだけ仕事をしていた楽しいお客様、「この人の為になりたい」と思えるようなお客様とお付き合いしたいというのは人として当たり前のことだと思います。
だから、どういう人を集めたいかというのは大事な問いなのです。
②そのお客様を集めることに、経営上の理由はあるでしょうか
たとえば、一度来てくださると継続して通ってくださりやすい、単価が高い、ご友人を紹介してくださりやすい、といった理由です。
同じ一人のお客様でも、その後の広がり方には違いがあります。
これはよくあることなのですが、「GBPを頑張って、人は来るようになった。でもなんか苦しさがいつまでも残っている」という場合は、経営上の理由を考えずに集客をしてしまっている時に起こります。
③そのお客様にとって、地域で一番価値を提供できるのは自分のお店だと言えるでしょうか
大きなお店や有名なお店に、価格や規模で張り合う必要はありません。
狭い範囲でもいいので、「ここだけは自分たちが一番」と言える場所を見つけることが大切です。
そしてもう一つ、忘れてはいけない視点があります。
それは、その理想のお客様が、実際に地域にどれくらいいらっしゃるか、ということ。
どんなに魅力的なターゲット像を描いても、その方が地域にほとんどいらっしゃらなければ、事業として成り立ちません。
ここは少し冷静な視点で見極める必要があります。
この3(+1)つの問いは、決して難しい理論ではありません。
ですが、実際に手を動かして考えてみると、思っていた以上に奥が深いことに気づかれると思います。
ぜひ一度、紙に書き出しながら考えてみてください。
もし、難しいなと感じたら…
考え方そのものは、決して難しいものではありません。ただ、実際にご自分のお店に当てはめようとすると、多くの方が同じところで立ち止まります。
「うちの強みって、何だろう」
「20年やってきたけれど、それがお客様にとってどんな意味を持つのか、うまく言葉にできない」
長く同じ仕事を続けている方ほど、自分にとって当たり前になっていることが、実はお客様にとって大きな価値だった、ということに気づきにくいものです。
毎日同じ作業を続けていると、それがどれほど積み重ねられた技術なのか、ご自身では見えなくなってしまう。
外から見てもらって初めて、「それこそがあなたのお店にしかない強みですよ」と気づかされることが、実際の面談ではよくあります。
一人で悩まず、ぜひご相談ください
GBP対策は、投稿のやり方や設定の方法といった、いわゆる「作業」の部分は、調べればある程度は分かります。
しかし、「誰に、どんな価値を届けるか」というところは、ご自身だけで整理するのがなかなか難しいところです。
宮城県よろず支援拠点では、こうした「言葉にできていない強み」を一緒に掘り起こしながら、GBP対策を進めるお手伝いをしています。
面談では、これまでのお仕事の中で印象に残っているエピソードや、お客様から言われて嬉しかった一言などを、じっくりお伺いするところから始めます。
そうした具体的な会話の中にこそ、他のお店には真似のできない強みのヒントが隠れているからです。
後発だからとあきらめる前に、ぜひ一度、私たちにお話を聞かせてください。
無料でご相談いただけますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
当拠点へのお問合せ・ご相談はこちらから:https://yorozu-miyagi.go.jp/contact/









