引き続き、チラシが直面する7つの戦いを解説していきます。
前回は5つ目の「内容が絞れていない、、、だから頭に入らない、という戦い」に触れました。
6回目は、、、
6)行動喚起していない、、、だから行動につながらない、という戦い
運良くあなたのチラシが、見込み客の目にとまったら、1つめの戦いに勝利したということです。
そのチラシが「自分にとって見る価値があるかも」と判断されたら、2つめの戦いに勝利したということになります。
そしてチラシが見てもらえたら、3つ目の戦いに勝利を収めることができました。
そしてチラシの文字を読んでもらえたら、4つ目の勝利です。
さらにチラシの内容を理解してもらえたら、5つ目の勝利です。
6つめは、
「分かった、、、でも行動しない」を乗り越える戦いです。
いよいよチラシも仕上げです。1枚のチラシの場所で言うと一番下の方です。
でも、場合によって、上の方に丸く囲んで貼り付けることもあります。
それが、「行動喚起」です。
チラシは気になった、だから見た、そして読んだ。自分に関係ありそうだし、役立ちそうだった。
「で、どうすればいいの?」
チラシを見て動かされた心が、宙ぶらりんになっています。
では、どうすればいいか?をきちんと書いておく必要があります。
『◯月◯日、◯◯にてオープン』
『◯月◯日、◯時に開催。入場無料。』
なあんだ、と思うかもしれません。
忘れるわけないじゃんと思うかもしれません。
はい、忘れはしませんよね。(よね?)
ここでお伝えしたいのは、実は「この情報を、チラシや広告の最初に書こうとする人がいかに多いか!?」ということです。
ここまで解説した順序が重要で、結果として具体的な行動喚起情報は最後の方に来たのです。
「馬を水場に連れて行くことはできても、馬に無理やり水を飲ませることはできない」
というイギリスのことわざがあります。
You can lead a horse to water but you can’t make it drink.
水を飲みたいな!
という気分にしてから、水を差し出すんです。
初めから水を目の前に置いても、興味がなければ、自分に関係あると思わなければ、自分が欲しているものだと思わなければ、行動は起きません。
5つの戦いを乗り越えて初めて、「さあ、情報はここですよ」と提示してください。
こういう情報を、はじめにチラシの下の方に書いて、そこから逆算して考えていってもいいでしょう。
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