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【初心者向け】SEO記事とLPの違いとは?集客と売上に繋がる、ウェブページの賢い使い分け方

こんにちは!
宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鈴木貴之です。

ウェブサイトで集客を始めようとすると、「SEO記事」や「LP(ランディングページ)」といった言葉を耳にすることがありますよね。

「どちらも同じようなページに見えるけど、何が違うのだろう?」
「うちのサービスの場合、どちらを作ればいいの?」

といった疑問をお持ちの方も、少なくないのではないでしょうか。

この記事では、そんな皆様の疑問にお答えするために、SEO記事とLPのそれぞれの役割と、効果的な使い分けの考え方について、分かりやすく解説していきますね。

結論:大きな違いは「ページの役割」です

SEO記事とLPの違いを、一言でシンプルにお伝えすると、その「役割」が全く異なります。

お店に例えてみると、イメージしやすいかもしれません。

  • SEO記事は「お店の魅力的なショーウィンドウ」
    • 道を歩いている人(=検索している人)に、「お、このお店、なんだか素敵だな」「面白そうなものを扱っているな」と興味を持ってもらい、お店(ウェブサイト)に気づいてもらうための役割です。
  • LP(ランディングページ)は「専門の販売カウンター」
    • 「この商品が欲しい!」と明確な目的を持って来店されたお客様に、商品の魅力を詳しく説明し、安心して購入や申し込みをしていただくための役割です。

このように、それぞれのページが担う役割が違うのです。

では、どちらのページを、どのようなお客様に向けて用意すれば良いのでしょうか。
その判断基準は、「お客様が、ご自身の悩みにどのくらい気づいているか」という“悩みの段階”にあります。

SEO記事の役割:まだ悩みが漠然としている「未来のお客様」と出会うために

SEO記事が向いているのは、まだ漠然とした悩みや疑問を抱えていて、「これって何だろう?」「どうすればいいんだろう?」と情報収集をしている段階のお客様です。

例えば、こんなキーワードで検索している方を想像してみてください。

  • 「最近疲れやすい 原因」
  • 「50代 ゴルフ 飛距離 落ちた」
  • 「部屋をおしゃれにする コツ」

これらの方は、まだ具体的な解決策(特定の商品やサービス)を知りません。

このような方々に向けて、SEO記事では、その悩みの原因を分かりやすく解説したり、解決のヒントとなる情報を提供したりします。

記事を読んだお客様が、「あ、この記事に書いてあること、私のことだ」「この情報、すごく役に立ったな」と感じてくださること。

これを「自分事化」してもらう、と私は呼んでいます。

この「自分事化」を通じて、あなたのお店やサービスへの信頼感が少しずつ育っていきます。

SEO記事は、検索を通じて、まだあなたを知らない「未来のお客様」と出会い、信頼関係を築くための、とても大切な「間口を広げる」ページなのです。

LP(ランディングページ)の役割:「今すぐ解決したい!」お客様に、迷わず行動してもらうために

一方、LPが向いているのは、ご自身の悩みが非常に明確で、「今すぐこれを解決したい!」と解決策を探しているお客様です。

例えば、こんなキーワードで検索したり、広告をクリックしたりする方です。

  • 「〇〇(地域名) パーソナルトレーニング ジム」
  • 「〇〇(商品名) 購入」
  • 「〇〇(サービス名) 料金」

このような目的がハッキリしているお客様には、商品のメリットやデメリット、価格、お客様の声、よくある質問などを分かりやすく1ページにまとめたLPをご案内するのが効果的です。

LPの役割は、お客様が「これこそ、私が探していたものだ!」と確信し、「購入する」「申し込む」「問い合わせる」といった具体的な行動を、迷わずスムーズに起こしてもらうことです。

そのため、他のページへのリンクなどを極力減らし、お客様がゴールに集中しやすい設計になっているのが特徴です。

最強の戦略は「両方の連携」です

ここまでで、SEO記事とLPのそれぞれの役割の違いが見えてきたのではないでしょうか。

そして、ウェブでの集客効果を最大化するための理想的な戦略は、この「両方の良いところを組み合わせる」ことです。

  1. まず、様々な悩みに対応した「SEO記事(ショーウィンドウ)」をたくさん用意して、情報収集している段階の幅広いお客様にお店の存在を知ってもらいます。
  2. SEO記事を読んで「なるほど!」と納得し、信頼感を抱いてくれたお客様を、「LP(専門カウンター)」へご案内します。
  3. LPでは、お客様の悩みを解決できる具体的なサービス内容を提示し、安心して行動(購入や申し込み)を起こしていただきます。

この流れを作ることで、まだあなたを知らないお客様との出会いから、実際の売上までを、ウェブサイト上でスムーズに繋げることができるようになります。

この時、とても大切になるのが「お客様の声」。
人は、自分と似たような悩みを持っていた人が、どのようにして解決できたのか、というお話に最も心を動かされます。

例えば、パーソナルジムの方が記事を書く場合は、「最近疲れやすい」という悩みをテーマにしたSEO記事からご案内するLPには、「同じように疲れやすかった〇〇さんが、このサービスでこんなに元気になりました」というお客様の声を掲載する。

「ゴルフの飛距離を伸ばしたい」という記事からご案内するLPには、「飛距離に悩んでいた△△さんが、こんな結果を出しました」という声を載せる。

このように、お客様一人ひとりに寄り添って、最適な情報をお届けするのが、この戦略の核心部分です。

まとめ

SEO記事とLPの違いについて、以前よりも明確になりましたでしょうか?

  • SEO記事: 悩みが漠然としている幅広いお客様と出会い、信頼関係を築くための「ショーウィンドウ」。
  • LP: 悩みが明確なお客様に、購入や申し込みをしてもらうための「専門カウンター」。

まずは、あなたのお客様が、どのような言葉で、どんな悩みを検索しているのかを想像してみてください。
そして、その悩みの段階に合わせて、SEO記事とLP、それぞれの役割を活かした情報発信を計画してみることからはじめてください。

この記事が、あなたのウェブサイト運営のヒントになりましたら、とても嬉しく思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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