こんにちは!宮城県よろず支援拠点 生産性向上支援センターの清野です。
「〇〇さんしか分からない」
「あの人が休みだと業務が止まる」
現場でこのような課題に頭を悩ませていませんか?
小規模事業者や中小企業の現場では、優秀な社員のスキルや個人の頑張りに依存する「属人化」が起きやすい傾向にあります。
しかし、属人化を放置すると、業務遅延のリスクだけでなく、退職による業務崩壊や組織の成長鈍化を招く大きな要因となります。
今回の生地では、生産性向上コンサルタントの視点から、属人化を解消し、誰でも成果を出せる組織へ変革するための具体策をお伝えします。

属人化が起きる2つの根深い理
属人化の主な原因は以下の2点です。
①「職人技」としての抱え込み:無意識のうちに個人が情報やノウハウを囲い込んでしまう。
②「標準化」にかける時間がない:日々の業務に追われ、手順書づくりにリソースを割けない。
これらを解消するには、個人の意識改革に頼るのではなく、「仕組み」で解決するアプローチが必要です。
脱・属人化を進める3つの実践ステップ
ステップ1:業務の可視化(ブラックボックスを無くす)
まずは「誰が・何を・どんな手順で行っているか」を棚卸しします。
最初から完璧なマニュアルを作る必要はありません。
担当者に「業務の流れを箇条書きにする」「作業画面を録画する」など手軽な方法から始め、共有可能な状態にします。
ステップ2:業務の標準化と切り分け
可視化した業務を「判断が不要な定型作業」と「高度な判断が必要な業務」に切り分けます。
・定型作業:手順をマニュアル化し、誰でも実行可能にする。
・判断が必要な業務:判断基準やノウハウをルール化し、事例集として共有する。
ステップ3:マルチタスク(多能工)化の推進
1つの業務を最低2名以上が担当できる体制を作ります。
メインとサブを決め、定期的に担当を交代することで、誰かが不在でも業務が回るバックアップ体制を構築します。
誰がどんな作業ができるのか、「スキルマップ」を作成して可視化するのもよいでしょう。
最後に
属人化の解消は、「個人の価値を下げること」ではありません。
むしろ、定型業務を仕組み化することで、社員が「より価値の高い業務」に集中できる環境を整える取り組みです。
まずは、現場で最もリスクを感じる「1つの業務」から可視化を始めてみましょう。









